上記の通り、南廃協の正副部会長会議が2月9日午前10時30分から与那原町役場委員会室で行われ、各部会の正副部会長から活発な意見が出された。その様子をピックアップする。 |
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「公開シンポジウムは画期的なものだった。重要な視点が多く、中でも住民代表は公募にすべきとの視点は重要である。その選定の決定は誰が行うかはまた難しい問題をはらんでいるけれども……」 |
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「宮古島の産廃火災について住民は県に対して強い不信感を持っているように、ごみ問題に対する住民の意識は非常に高い。したがって、広く住民の意見を聞いていくことは大切である。そうしないと、また失敗する恐れがある。住民参加をどうするかが今後の重要な鍵になると思う」 |
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「現在の各部会のメンバーはそのまま堅持しながら、どう新たな人選を進めていくか。公募にしていくのも1つの案だと思うが、決定権を誰にするかも問題だ」 |
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「事務方としては年4回位、公募していきたい。公募は20人位を考えているが……」 |
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「公募にしなくとも、現在のメンバーが地域代表なのだから、地域の住民から意見を吸い上げてきていいのではないのか」 |
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「新たに公募するとなると、大変だ。今の機能をうまく発展させ、住民に知らせていくことの方がより有効だと思う」 |
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「第1部会から第4部会までを総括する第5部会なるものも必要かもしれない」 |
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「ただ平成19年ごろまでに最終処分場を作らなければならないので、時間的な問題もある。現在のメンバーを崩して新たに人選していくことは無理だと思う。むしろ、現在の体制を維持しながら、今後、住民にどう伝え、合意形成を図っていくかが大事ではないのか」 |
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「各部会が議論を重ねてきているのだから、もっと具体的な議論をすべきではないのか。各部会で練ったものを事務局が吸い上げて、3月の理事会に上げてもいいのではないのか」 |
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「現在、南部には三つの焼却施設があるが、それをそのまま活用しながら、その上でどうごみ処理施設を造っていくか。この併設案の議論を重ねていくことは大切ではないのか」 |
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「第1部会ではだいたいの処分場は決まっていると思うが、大事なのは明朗化、公平化である」 |
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「選考基準で恐る恐る情報公開すると、かえって住民に不信感を与えていく結果になると思う。反対は当然あるのだから、できるだけ情報を開示し、広く住民に知らせていくべきではないのか。第1部会から第4部会までの意見を吸い上げ、合同部会で検討するのも1つの案だと思うが……」 |
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「事務局としては中途半端なまま理事会には上げない。あくまでも住民参加型で進め、みんなの意見を集約して出していくつもりだ」 |
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「理事会には公開シンポジウムの提言を上げてもいいのではないのか。今後の重要な指針になるのだから」 |
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「住民はプロセスを知りたがっている。たとえば、用地選定。どんな経過をたどり、誰が決定したのか、というプロセスを知りたがっている。だから、もっと住民が参加できる枠を作ることが大事ではないのか。プロセスが不明だと、住民から不満が起こり、また元へ戻る可能性も」 |
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「公聴会的な意味合いを持たせることも大事だと思う」 |
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「各部会の連携も大切。もっと合同会議を持つべきだと思うのだが……。みんなが納得できるシステムを作らないといけないと思う」 |
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「専門家の参加も必要だと思う。また会則は時には変えてもいいのではないのか。事務局が急ぐのも解らないでもないけれども、住民参加の合意形成が最も大切である。またコンサルタントから出される資料、内容も吟味する必要がある」 |
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「第1部会、第2部会がしっかり議論して、そろそろ用地選定をするべきではないのか」 |